タイガーラック クリエイティブブログ
2026
June
30

Claude for Excelを試してみた

Claude Team、Claude Enterpriseでは正式版が公開され、Claude Proではベータ版で公開されていましたが、
2026年5月7日に正式版が公開されました。

Excelを使う業務は多いので、正式版になってどこまで使えるのか実際に試してみました。

※この記事は2026年6月時点の情報です。
使用したのはopus4.8です。

Claude for Excelとは

Claude for ExcelはExcel内でClaudeを使用できる機能です。
通常ClaudeにExcelの内容を相談する場合、ファイルをアップロードしたり、表の内容をコピーして貼り付ける必要があります。
Claude for Excelを使用すると、Excelの画面上でClaudeにそのまま質問できます。
「この表の内容を説明して」
「月ごとの合計を出して」
「数式のエラー原因を調べて」
「このデータをグラフにして」
といったことをExcel上で指示できます。

Excel作業をしながらそのままAIに相談できるので便利です。

主な機能

・Excel上でClaudeに直接指示し、表の作成・編集・分析ができる
・ワークブック内のデータや数式を読み取り、内容を説明できる
・数式エラーや参照ミスを確認し、修正案を提示できる
・ピボットテーブル・グラフ・条件付き書式などの作成を支援できる
・Claudeが変更した箇所を確認しながら、Excelファイルを更新できる

Excelの操作を自然文で依頼できるので、関数や操作方法を調べる手間を減らせそうです。

対応環境

Claude for Excelは以下の環境で使用できます。

・Excel on the web
・Windows版Excel
・Mac版Excel
・iPad版Excel

また、Claude for Excelを使用するにはClaudeの有料プランが必要です。
対応プランや対応バージョンは変更される可能性があるので、使用する場合は公式情報を確認してください。

実際に試してみた

データの持ち方変更

商品カテゴリ2026/1/12026/2/12026/3/12026/4/1
ノートPC120135128142
デスクトップPC80759095
モニター200210205230
キーボード150145160170

プロンプト
「sheet1の表をリストに変換して」

マトリックス型で持っているデータをリスト型に変換したい時に手動でやると大変かと思いますが、
Claudeを使うとこのような形で出力されます。
日付がm/d/yyyyになってたりカラム名が値になったりしますがプロンプトを投げたら修正できます。
Claudeは関数で出力していましたのでコピー等する場合は注意が必要です。

差分確認

Sheet1変更前データ
商品CD商品名単価在庫数
A001ノートPC12000010
A002マウス250050
A003キーボード450030
A004モニター2800020
A005USBメモリ1500100

Sheet2変更後データ
商品CD商品名単価在庫数
A001ノートPC1200008
A002マウス280050
A003キーボード450030
A004モニター3000018
A006Webカメラ600015

プロンプト
Sheet1とSheet2を商品CDで比較して、差分を一覧で出力してください。
追加、削除、変更が分かるようにしてください。
変更の場合は、変更前と変更後の値も表示してください。

差分を出力できました。
手動の場合はVLOOKUPやIF文を駆使する必要がありますが、簡単にできるので便利です。
タイトル等の背景色も変更してもらえるので視覚的にも分かりやすい表ができてます。

INSERT文の作成

Sheet2変更後データ
商品CD商品名単価在庫数
A001ノートPC1200008
A002マウス280050
A003キーボード450030
A004モニター3000018
A006Webカメラ600015

プロンプト
F列にINSERT文を作ってください。
テーブル名はtable_test
カラム名は1行目です。

SQLのINSERT文を作ってもらいました。
そこそこExcelでINSERT文やUPDATE文を作ることがあるんですが、面倒なことが多々あるので一発で作ってもらえるのはかなり助かります。
しかもセル参照なので分かりやすいです。

使ってみた感想

実際に使ってみて、精度に驚きました。
雑にプロンプトを投げてもちゃんと理解して返してくれるのがえらい。

Excelに慣れている人は、作業のたたき台を作る用途として使えますし、
Excelが苦手な人の場合でも、関数や集計方法を自然文で相談できるのでかなり助かると思います。

通常のClaudeアプリを使用する場合は出力したExcelを開いて確認して、再度claudeにプロンプトを打っての繰り返しでしたが、
Claude for Excelだと直接シートを見ながら作業ができるのでかなり便利になってます。
(例えばA2のセルの背景色を変えてとかセル指定もできる)

注意点

便利ではありますが、Claudeが出した内容をそのまま信用するのは危険です。
数値や計算式が間違っていると業務に影響が出るので、最終確認は必ず人が行う必要があります。

また、Excelファイルの内容をClaudeが読み取るため、機密情報や個人情報を含むファイルで使用する場合は、社内ルールを確認してください。

まとめ

Excel作業で調べ物が多い人や、集計・分析のたたき台を早く作りたい人は、一度試してみる価値があると思います。

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