タイガーラック クリエイティブブログ
2025
June
19

GitリポジトリをBitbucketから新VPSへ移設する手順まとめ

最近、運用中のいくつかのGitリポジトリを新しいVPSに移設する機会があったので、その手順をまとめておきます。

前回の記事では、旧VPSから新VPSへの移設手順を書きました。
今回の記事では、BitbucketからVPSへの移設手順を書いていきます。

Bitbucketからcloneする

すでにclone済みなら、その手元のローカルを最新に。

# クライアントPCで
# --mirror は全ブランチ・タグ・フック・リモート設定含めた完全コピー(通常のgit cloneでもOK)
git clone --mirror git@bitbucket.org:user_test/migrate_test.git

# クローン先へ移動
cd migrate_test.git

VPSサーバー上にbareリポジトリを作成

新サーバーにSSHログインし、リポジトリ管理ユーザー(ここでは “git”)として
bareリポジトリ( 作業ディレクトリを持たない共有用のGitリポジトリ )を新しく作成します。

# /home/git に移動
cd /home/git

# ディレクトリ作成とgitの初
mkdir -p migrate_test.git
cd ~/migrate_test.git
git init --bare

SSHアクセスを設定し、新しいリポジトリとして利用可能にする

クライアントPCで作成したSSH鍵の公開鍵を新VPSの git ユーザーに登録します。

# 新VPSにログイン
ssh git@new-vps.example.com

# ディレクトリ作成(必要な場合)
mkdir -p ~/.ssh
chmod 700 ~/.ssh

# vimでauthorized_keysに公開鍵を貼り付け
vim ~/.ssh/authorized_keys
chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys

ローカル側から VPS に push

cd /path/to/local/repo

# 新しいVPSのURLに更新
git remote set-url origin git@new-vps.example.com:/home/git/migrate_test.git

# 確認
git remote -v
# 実行結果
...
origin	ssh://git@new-vps/home/git/migrate_test.git (fetch)
origin	ssh://git@new-vps/home/git/migrate_test.git (push)
...

# --mirror で全ての履歴、ブランチ、タグを丸ごと push
git push --mirror

動作確認後、Bitbucketのリポジトリを削除

新サーバーへの引越しが完了し、クライアントPCでの接続テストも成功すれば
Bitbucketのリポジトリを削除します。

おわりに

以上、Bitbucketから新VPSへのGitリポジトリ移設手順のまとめでした。

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