Gitを基地に例えると、わかりやすくなった話
はじめに
弊社では週に一度、勉強会という時間があり
クリエイティブ事業部メンバーで担当者をローテーションしています。
1月の自分の担当時に、共有も兼ねて「弊社のGit運用について」を勉強会のテーマにしました。
その時にまず、Gitの初学者のための用語説明を行うタイミングがあり
リポジトリを基地で例えると理解がしやすいかもしれないと思い、ChatGPTに例えてもらいました。
当時の資料から抜粋
◾️リポジトリ = 基地
リポジトリは、プロジェクト(作戦)の情報や資源を保管する「基地」です。この基地では、計画の詳細(コードやファイル)、その進捗(バージョン履歴)、そして変更点の記録がすべて保存されています。
- ローカルリポジトリ: 自分のPCにある個人用の小基地。
- リモートリポジトリ: GitHubやGitLabなどのクラウド上にある本部基地。他の仲間とも情報を共有する中心的な場所。
◾️ブランチ = 分隊
基地では、複数の分隊がそれぞれ独立した作戦(開発)を進めています。
これがブランチにあたります。
- mainブランチ(本隊): メインの作戦を進行する部隊(リリース版コードなど)。
- 新しいブランチ(特殊部隊): 新機能やバグ修正など、個別のミッションに取り組む分隊。
◾️コミット = 任務記録
分隊が日々進めている任務の成果を「コミット」として記録します。
- たとえば、新しい機能を追加したり、問題を解決したら、その成果を「任務記録」として基地に報告。
- ログを見ると、基地に送られたすべての任務記録を確認できます。
◾️プッシュ & プル = 本部との通信
- プッシュ: 分隊が基地から本部に進捗を報告(ローカル → リモート)。
- プル: 本部から最新の作戦情報を受け取る(リモート → ローカル)。
◾️マージ = 分隊の合流
特殊部隊(新しいブランチ)の作戦が完了したら、本隊(mainブランチ)に合流して成果を共有します。これを「マージ」と呼びます。
- ただし、合流時に衝突(コンフリクト)が起きることもあります。たとえば、複数の分隊が同じ地図(ファイル)を変更している場合です。
◾️ステージングエリア = 荷物を集める場所
成果を記録する前に、まずステージングエリアで荷物をまとめます。
これにより、「何を報告するか」を選択できます。
- Git add: 荷物をステージングエリアに運ぶ。
- Git commit: 荷物を正式に記録。
◾️リポジトリを基地とした例: チーム開発
1:基地の準備: チーム全員がリモートリポジトリ(本部基地)からローカルリポジトリ(小基地)をクローンして作業開始。
2:分隊で作業: 各開発者はそれぞれのブランチ(分隊)で任務(開発)を進行。
3:プッシュで報告: 作業が進むたびに本部に成果を報告(プッシュ)。
4:マージで合流: 全員の作業をmainブランチ(本隊)に統合し、プロジェクトを進める。
ついでに
最低限の用語説明だと、これでうまくいってそうです。
当時、勉強会の席ではこのまま次のセクションに進みましたが
上記のようにリポジトリ=基地とした例えの場合で、fetchという用語はどう表現すればいいのか気になりますね。
ChatGPTに聞いてみました。
◾️フェッチ(fetch)= 本部からの偵察・情報収集
分隊がまだ報告(マージ)を受け入れる前に、本部(リモートリポジトリ)の最新情報を偵察・取得する動きです。
ただし、この時点では自分の地図(作業ブランチ)は更新しません。あくまで「情報を集めて手元で確認」している段階です。
- git fetch: 本部に「何か新しい動きがあったかな?」と偵察に行き、更新情報だけを持ち帰ってくる。
- 実際の作業地図(ブランチ)を更新するには、その後 merge や rebase を行う必要があります。
まとめ
ChatGPTかしこいですね。
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