2024
September
13
centos7サポート終了に伴うOSの移行について
CentOS7のサポートが、2024年6月30日をもって終了しました。
目次
サポート終了放置するとどうなるか
サポート終了を放置すると、以下のようなことが起こる可能性があるようです。(ChatGPT調べ)
- セキュリティのリスク: 新しい脆弱性に対する修正がなくなるため、システムが攻撃されやすくなります。
- ソフトウェアの非対応: 最新のソフトウェアや更新が適用できなくなるため、機能が制限されるかもしれません。
- バグ修正の停止: 問題が発生しても、公式のサポートが受けられなくなります。
- コンプライアンスの問題: 法規制や業界基準に従うための要件を満たせなくなることがあります。
後継としての代替OSをざっくり調べたので書いておきます。
移行先案
AWSのEC2でAmazon Linux
- 導入が難しいとの噂あり。
- EC2のコストが発生するため、ビジネス規模に合わない場合がありそう。
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)
- 年間約11万円のコストが発生。
- ビジネス規模に合わない場合がありそう。
AlmaLinux
- 公式に無償利用を宣言。
- Rocky Linux 8系は2029年までサポートされる予定。
- 移行ツールがある ( https://almalinux.org/ja/elevate/?_fsi=H3YCZ7uV )。
- Rocky Linuxと比較してリリース速度が早いらしい。
RockyLinux
- AlmaLinuxと同時期に登場。
- RHELとの互換性は、バグを含めて100%の互換性を保持しているらしい。
Ubuntu
- Debian系のディストリビューション。
- 最新はUbuntu 24.04 LTS (2024/4/25)。
- LTS版は5年間のサポートを提供。
- 無償で利用可能。
centosとubuntuの違い
パッケージ管理ツール
- CentOS:RPMパッケージとYUM/DNFパッケージマネージャを使用。
- Ubuntu:DEBパッケージとAPTパッケージマネージャを使用。
Apacheのパッケージ名
- CentOSは、httpd
- Ubuntuは、apache2
デフォルトのファイアウォール
- CentOSは、firewalld
- Ubuntuは、ufw
リリースポリシー
- CentOSはRed Hat Enterprise Linux (RHEL)の無料版で、RHELの安定性を提供。
- Ubuntuは独自のリリースサイクルを持ち、通常半年ごとに新しいバージョンをリリース。
まとめ
移行先のOSは、Ubuntuを採用しました。
理由として、Ubuntuは以前からその名前を知っていたことや、無償で利用できること、
また、Dockerで試した際に特に違和感なく使用できたことも、移行の決め手となりました。
サポート終了やそれに伴う影響や対応方法など、日頃からアンテナを張っておきたいと思います。
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