WEBデザインでおさえておきたい4つの心得&ポイント
デザインには一概にこれが正解というものがあるわけでもありません。
だからといって何をやってもいい、なんでもOKという訳でもなく
一般的に「せめてここはおさえておいた方がいい」というセオリーはいくつか存在します。
WEBデザインにおいて、最低限おさえておくべき心得とポイントをいくつか解説します。
目次
WEBデザインの心得
心得① 目的を明確に!
まず大前提に、そのデザインが何を目的としているのかを明確に。
「デザイン」とは単なる装飾ではなく、目的を達成するための手段です。
販売サイトひとつにとっても、7商品やキャンペーンの周知&認知が目的か?販売促進が目的か?だけでもそのノウハウは大きく変わってきます。
目的を明確にすることで、より効果的なデザインを作り上げることができます。
心得② ターゲット層を考慮!
デザインを作成する際には、そのデザインの対象となるターゲット層を考慮することが重要です。
ターゲット層に合わせたデザインを作成することで、より効果的なコミュニケーションを行うことができます。
レイアウトやコピーの見せ方はもちろん、特に画像のチョイス、カラーやフォントの選定など
ターゲット層に見合った素材の組み合わせでデザインを組んでいきましょう。
心得③ ユーザビリティを重視!
WEBデザインは見た目の美しさだけではなく、ユーザビリティを意識することが重要です。
ユーザビリティを考慮したデザインを作成することで、ユーザーの利便性や満足度を高めることができます。
例えばボタン一つとっても、その位置やサイズ・カラーでアクセスやコンバージョンに大きく影響する可能性があります。
いかにストレスなく操作できるデザインになっているかを心がけましょう。
心得④ とにかくわかりやすくインパクト大のファーストビューを目指せ!
デザインには、余計な要素を省いてシンプルにすることで、よりわかりやすく、視覚的に印象に残るデザインを作り上げることができ、
簡潔でわかりやすいデザインを目指すことで、目的の達成やユーザーの満足度を高めることができます。
特にファーストビューはサイトやページにとっての「顔」ともよべる存在。
ユーザーは一般的にそのWEBサイトやページが自分にとって必要か否かを3秒で判断すると言われています。
しかもその3秒で約半数前後のユーザーが離れるとされています。
つまり、その3秒でいかに瞬時に簡潔に内容を伝えて説明できるか、
いかにインパクトを与えてユーザーの興味をひけるか、がカギになってくるのです。
より効果的なデザインを作り上げるためにこれらの心得を念頭においておきましょう。
より良いデザインのためのこだわりポイント
さらにワンランク上の、恥ずかしくないデザインを作り上げるために
おさえておくべきポイントをご紹介します。
ついつい忘れがちではありますが、しっかり意識しておくことで
より質の高いデザインが目指せます。
ポイント① 黄金比を意識すべし!
LPやバナーを作る際、とりあえずのスペース埋めになんとなく画像を置いたり
ただ空きスペースに合わせた縦横比サイズでアイキャッチ画像を入れてませんか?
多くのものにはそれが最も美しく見える「黄金比」というものがあります。
画像サイズの縦横比にも同じく黄金比が存在し、
その比率とはズバリ『1:1.618』とされています。
この黄金比は日用品にも広く使われており
名刺やクレジットカード・タバコの箱などのサイズにも適用されていたりします。
なんとなく空きスペースに合わせて画像を入れるよりも
少しでも魅力的に見える入れ方を心がけることで、その出来栄えは大きく向上します。
ポイント② デザインに合ったフォント選びを心がけよ!
ターゲットや商品、サイトデザインに合ったフォントを選びましょう。
男性向けの・ビジネス向けの商品紹介ページに可愛いポップなフォントを使っても
違和感になってしまい、商品イメージを逆に損なってしまう恐れがありますし、
引きの強いキャンペーンバナーに、細くお堅いゴシック体を使っても
インパクトに欠けせっかくのキャンペーンが埋もれて機会損失になりかねません。
また、1枚のデザイン上ではフォントの種類を多用せず
できるだけ統一した方がまとまりのあるデザインにもなります。
ポイント③ 余白は思い切って空けるべし!
スペースの制限のある紙面デザインとは違い、
縦スクロールができるWEBデザインではデザインスペースを贅沢に使えることが多いです。
紙面ではスカスカ感となってしまいそうな大胆な余白を上手く取り入れることで
かえって見やすくインパクトも強く、おしゃれなデザインになることもあります。
ただ、あまりむやみやたらに余白を開けすぎると
間延びしたりわかりにくさにもつながってしまうので
それなりに加減は必要です…
ポイント④ カラーの選定と使い過ぎに注意せよ!
「とにかくポップに!」「派手にアピールしたい!」をコンセプトとしたデザインを作る際は
沢山のカラーを使いたくなりがちです。
しかし、カラーを多用するあまり一番打ち出したいコピーや画像が埋もれてしまったり
読みにくくなってストレスに感じ、結果何が言いたいかよくわからないページになってしまうこともあるでしょう。
世に出ているデザインされているものには、たとえ多くのカラーが用いられていたとしても
たいてい何かしらの法則性・統一感の元に配色されているケースが殆どです。
いわゆる「色相」「明度」「彩度」でのカラーチャートを意識した配色が重要になります。
使う色数が増えれば増えるほど、法則性・統一感のある配色は困難になり
洗練された配色にはセンスと経験が必要になります。
まだまだ自信のない人、あまり配色に時間や手間をかけたくない場面であれば
できるだけ色数を増やさないに越したことはないでしょう。
まとめ
…と、偉そうに長々と語ってきましたが、かくいう私もまだまだ勉強中の身。
日々の業務の中で気づかされることや、
恥ずかしながらついつい忘れがちな事も少なくはないです…
制作やデザイン作業がマンネリになってしまいそうな時こそ
今一度初心や基礎に立ち返って改めて上記の心得やポイントを見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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