イラストメイキング第二弾~イメージイラストができるまで【プログラマーイラスト編】~
このブログのトップページにあるこちらのイラスト↓
これ実は私が手掛けたものなんです。
というわけで、
「こういうイメージイラストってどうやって描かれてるんだろう?」と気になるあなたに
今回はメインヴィジュアルに使えるイメージイラストができる過程を制作動画と共に解説・ご紹介します。
目次
制作フロー
今回の制作フローとしては下記の通り。
①主体となるイラストを考える
②全体的な構図・ポーズを考える
③イラストを描き込んでいく
④アウトラインを整えていく
⑤背景となる小道具パーツの描き込み
⑥着色
⑦演出・効果用の装飾パーツを加えて完成
制作ツール
そして今回も
・iPad
・apple pencil
・ドローイングアプリ「ibis paint」
の三種の神器を使って、ガシガシ描いていきます!
制作過程
1.主体となるイラストを考える
まずは主体となるプログラマー風のイメージキャラクターイラストをざっくり描き起こします。
前回のキャラクターイラストの際はいくつか候補を挙げたかったのでまず手描きでラフから入りましたが、今回はある程度方向性が一つに固まっていたので、ラフ出しを割愛し、描きながら固めていく方法を取りました。
プログラマーを表すイメージイラストなので、
なんとなく、世間一般的に「プログラマーってこんなイメージ」を絵に起こしていきます。
何度か描いては直して、描いては直してを繰り返し、しっくりくるまで調整していきます。
2.全体的な構図・ポーズを考える
イメージや方向性がざっくり固まったら、全体的な構図とポーズを決めていきます。
とにかく動きを強調し、雰囲気を出したかったので
躍動感・奥行きや遠近感が出るように頭を小さく&手を大きくデフォルメを加えました。
3.イラストを描き込んでいく
ある程度イメージや構図が固まったら、ここまでのレイヤーの透明度を下げて、それをなぞりながらラインを絞っていきます。
その絞ったラインを基準に、頭や手足の位置や大きさを調整することで構図を確定させます。
中でも一番目立たせたい手前の手や指に関しては、バランスが狂わないように特に何度も書き込んでしっかり肉付けしました。
4.アウトラインを整えていく
再度レイヤー透過して、改めて最終的なラインを描き込みます。
ここまでで試行錯誤した結果、顔はあまり見せずに服装も特には着飾らず、動きや雰囲気で「シュッとしたやり手のプログラマー」のイメージを表現することにしました。
手や指をしっかり描き込んだ半面、それ以外の部分はあえてあまり陰影をつけず抑えたことで
より手と指の強さを強調し際立たせています。
5.背景となる小道具パーツの描き込み
プログラマー感を強めるための演出アイテムとして、背景にキーボードとモニターを追加しました。
…が、ここもあくまで背景・演出の為の素材なのであまり描き込みたくなかったので
最低限、キーボードとモニターだとわかる描き込みで留めています。
そのおかげで結果、よりサイバーで近未来感が付与されました。
6.着色
ラインの段階である程度雰囲気は出せたので、着色についてはあまり色数多くなく、かつベタ塗りにしています。
ただ、普通に肌色にしても面白くないので、よりサイバーチックな色合いにまとめました。
7.演出・効果用の装飾パーツを加えて完成
最後にスパークしているエフェクトを加えました。
これは、もう一つのカテゴリであり制作予定していた「デザイナー」のイメージイラストと対になる印象にしたかったので「風神&雷神」的なイメージで差別化できるよう、電気属性を加えました笑
こうして「プログラマー」のイメージイラストが完成です。
たかだかブログのいちイラストですが、一応それなりに時間をかけて紆余曲折・試行錯誤の上で今の形になりました。
参考になれば幸いです。
次回はこれと対になる「デザイナー」のイメージイラストのメイキングをご紹介したいと思います。
お楽しみに~
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